植物展示場にて、「第54回 朝顔展」が開かれています。明治時代につくられた朝顔愛好家団体「京都朝顔半日会」との共催です。展示内容は、京都創案の「京風数咲き作り」や江戸時代からつづく「行灯仕立て」、突然変異で奇葉珍花をした「変化アサガオ」など、開催期間延べ1500鉢を展示する予定です。8月6日まで。まだ観に来れてない方はお早めに!!!
2013年08月04日
朝顔展が大盛況です!!
植物展示場にて、「第54回 朝顔展」が開かれています。明治時代につくられた朝顔愛好家団体「京都朝顔半日会」との共催です。展示内容は、京都創案の「京風数咲き作り」や江戸時代からつづく「行灯仕立て」、突然変異で奇葉珍花をした「変化アサガオ」など、開催期間延べ1500鉢を展示する予定です。8月6日まで。まだ観に来れてない方はお早めに!!!
2013年07月26日
2013年07月21日
観蓮会を開催しました!!
2013年07月15日
四季 彩の丘で明美蓮が咲きました
2013年07月06日
ヘリコニア・ロストラタが見頃です!
2013年07月03日
ホウガンノキ『その後』

1ヶ月前の6月2日、ホウガンノキの花が見頃になり、職員が高い木に何回も登って人工交配を行っていることお伝えしましたが、今回はその経過報告になります。6月上〜中旬までの間に15個前後の花が次々と咲き、毎日のように人工交配を行いました。ただし、受粉した全ての花が結実するわけではありません。現在、3個の結実が確認できており、直径1cmほどの幼果が育っています。直径5cm以上になるまでは落果する危険性が高く、まだまだ油断はできません。砲丸のように見える立派な果実に育つのは、3個の内、いくつなのでしょう・・・。
昔から『果実(主に農作物)に指をさすと、その実が落ちる』という迷信があります。ご来園になられた方が、果実を見つけられて指をさされる姿を見ると、胸がドキドキしてしまう、今日この頃です。
2013年07月01日
園内ハス情報〜半木の池の‘巨椋の曙’〜

四季 彩の丘の花ハスと碗蓮に続き、園内の池のハスも咲き始めてきました。
写真のハスは園内中央にある半木の池で栽培している‘巨椋の曙(おぐらのあけぼの)’です。
この品種は1日目:桃色花 → 2日目:爪紅花(花先が色づく) → 3日目:白花というように、咲き進むと次々に花色が変わっていく特徴があります。
そのため・・・
(・w・)「一昨日、あの池でピンクのハスの花が咲いてたよ」
( '∀' )「なら見に行こう」
数時間後・・・・・・
( '∀' )「ピンクのハスなんてないよ。真っ白な花しか咲いてないよ」
(・w・)「え・・・そんなはずは・・・」
( '∀' )「狐につままれたんじゃないの〜?」
こんなやり取りが昔あったかどうかわかりませんが、巨椋の曙は「キツネ」「キツネバス」などとも呼ばれます。皆さんも梅雨中の植物園で狐につままれた気分を味わってはいかがですか?
(文中に誤りがありました:2013年7月8日修正)
2013年06月26日
観蓮会日程の訂正と半木の池のハス
2013年06月21日
梅雨中の一枚〜蓮と蛙〜
2013年06月20日
ハイビスカス展がはじまります!
2013年06月18日
観覧温室リニュアールにむけて3
2013年06月15日
四季 彩の丘でハスの花が咲き出しています
2013年06月07日
第4回京都府立植物園夏の洋ラン展を開催中!!


6月6日(木)から夏の洋ラン展が始まりました。期間は10日(月)までの5日間で、会場は当園・植物園会館一階の展示室です。
京都洋ラン研究会の皆さんが育てられた夏咲きの洋ランを中心に120点、また当園が保有する野生種30点を一同に展示しています。京都洋ラン研究会の皆さんが出品された鉢物は厳正な審査を行い、それぞれの賞が決まりました。主な賞の受賞者と植物は、以下のとおりです。
[最優秀賞]
○京都府知事賞
惣司 捷夫 様
カトレア・パープラータ‘シュステリアナ’
[優秀賞]
○京都府立植物園長賞
小西 喜彦 様
キロキスタ・ルニフェラ
○一般財団法人 京都府立植物園協力会長賞
下神 茂 様
デンドロビウム・アングレガタム
期間中は、植え替えの実演をしながら栽培などの疑問にお答えする園芸相談を毎日(9日は除く)、午後2時から開催しています。9日(日)には、ランとハーブを使ってミニブーケを作るフラワーデザイン教室『ランとハーブのミニボケー』も行いますので、是非、ご参加ください。
●植え替え講習会
日 時:6月6日(木)〜6月10日(月)の毎日(※9日を除く)
Pm.2:00〜
場 所:植物園会館 展示室
講 師:京都洋ラン研究会と当園職員
参加費:無料
定 員:15名程度
受 付:当日受付
●フラワーデザイン教室『ランとハーブのミニボケー』
日 時:6月9日(日)Pm.2:00〜
場 所:植物園会館 展示室
講 師:藤田惠子 氏
参加費:500円
定 員:20名
受 付:当日受付(※先着順)
会場には、洋ランを題材として描かれた油絵や水彩画なども飾られ、また、洋ランの即売などもあります。是非、お越しください。
2013年06月02日
ホウガンノキの人工交配


今、ホウガンノキ(Couroupita guianensis)が花の季節をむかえています。ユニークな名を持つこの植物は、南アメリカ北部原産でサガリバナ科になります。高さ15〜35mになる高木で一般的には常緑ですが、環境条件により落葉します。花は60〜90cmの花序につき、直径10cmほどの紫紅色をした美しい花を咲かせ、芳香があります。花後には直径15〜20cmの果実をつけ、砲丸のようにみえることから、この和名があります。原産地では果実を容器などに利用し、油分に富む種子は食用とします。
当園にはジャングルゾーンとアナナス室に各1本、計2本が植栽されており、ともに開花するサイズに育ち、毎年、花を咲かせています。現地では小動物が受粉作業を担いますが、温室の中には花粉の媒介者がいないため、何もしなければ、実はなりません。そのため、人工授粉を行う必要があり、花の季節には毎日、職員がホウガンノキにはしごをかけ、地上3〜5mに咲く花を目指します。花が咲いていていたとしても、花粉がでているとは限りません。その日の温度や湿度により、花粉のでる時間帯が大きく左右されるからです。花粉がでていなければ人工授粉は行えず、交配できるベストな状態に遭遇するためには、少なくとも1日に3〜5回、はしごののぼりおりを繰り返すことになります。よい香りが漂い始めれば、花粉のでているサインです。花の見頃は、6月中旬までになりますので、是非、美しい花をお楽しみください。
5月中旬から行ってきた人工交配の成果は、真夏頃に砲丸に似た果実となって現れます(現在、ご覧いただいている果実は、昨年、結実したもの)。今年はいくつの果実が実ることでしょう。