マダガスカル南部にある小さな川の限られた場所だけに約450個体のみが自生する非常に珍しい水生ヤシ。日本では当園だけにしかない。
水深2mぐらいの川の中からずんぐりとした幹を伸ばし、約15枚の葉を先端部につける。果実が川面に落ちる時の音が音楽のようだというのでミュージカリスという名前がついた。発芽すると川底に沈んで葉を出し、幼葉のときは水中で水草として育ち、大きくなると水上に現れる。
村人たちはこのヤシの幹をくりぬいてピログーズと呼ばれるカヌーのようなボートを作るという。
観覧温室、ジャングルゾーンで