1961年の再開園以来、多くの方々に支えられ、京都府立植物園は今日で51回目の年明けを迎えることができました。
しかし年が明けたとはいえ、植物園はまだまだ冬の装いです。
当園は現在休園中ですが、今年最初のブログなので、園内で見頃の縁起物を少しばかりご紹介いたします!!
まずは植物生態園の縁起物から。
写真左上からマンリョウ、センリョウ、カラタチバナ、左下からヤブコウジ、ツルコウジです。
マンリョウ、センリョウは漢字で「万両」「千両」と書かれ、カラタチバナは「百両」、ヤブコウジは「十両」、ツルコウジが「一両」という別名を持っています。なぜ「〜両」と呼ばれるようになったかについては諸説ありますが、これらは昔から縁起物として知られています。
ちなみに1両は、およそ20〜30万円(これも諸説あり)。マンリョウ1株で一万両だとすれば、生態園一周で宝くじを当てたくらいの金額を稼ぐことができるかも(笑)。もちろん株数を数えるだけにしてくださいね。
次は観覧温室。今年は蛇年という事でヘビにちなんだ植物をご紹介します。
写真の植物はカラテア・クロタリフェラ Calathea crotalifera です。メキシコ南部から熱帯アメリカに自生するクズウコン科の植物です。クリーム色の苞の様子がガラガラヘビの尻尾を思わせる事から、英名を「Rattlesnake Calathea(ガラガラヘビ・カラテア)」といいます。ジャングルゾーンのホウガンノキのそばにありますので、ぜひご覧ください。
当園は1月5日(土)から開園いたします。また1月7日(月)からは寄せ植え・ハンギングバスケットコンテスト展を開催いたしますので、是非お楽しみに!!
長文になりましたが、本年も京都府立植物園をよろしくお願いいたします。