2012年11月15日

四季彩の丘でサネカズラの果実が見頃を迎えています

四季彩の丘でサネカズラ(Kadsura japonica)の果実が見頃を迎えています。サネカズラはマツブサ科の植物で関東、東海、北陸以南に自生しています。また台湾、朝鮮半島南岸、済州島にも分布します。汁液、つるが滑らかなことから「サナカズラ(さ滑かづら)」、転じてサネカズラになったと言われます。汁液は塗料もしくは整髪料として使われ、ビナンカズラ(美男葛)の別名があります。雌雄異株ですが同株のものもあり、両生花が混じる場合もあります。8月頃開花し晩秋に果実が赤く熟します。鳥の害がなければ年内はお楽しみいただけると思います。
府立植物園:サネカズラ.JPG
posted by 京都府立植物園 at 09:00| 植物園最新情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする