2008年07月22日

京都府立植物園〜いま咲いています、源氏物語ゆかりの植物『ツユクサ』〜

ツユクサ.jpg源氏物語千年紀にあたる今年、当植物園に「今」咲いている源氏物語ゆかりの植物を御紹介しています。左の画像は「ツユクサ」の花です。日本全国の野山や路傍に生えているツユクサ科の40cmほどの草丈になる一年草で、苞に包まれて花序がでます。花弁は3つで、うち2つは鮮やかな青色でよく目につくもので、もう1は白色で先の2つの花弁よりも小さいものです。今、植物園でも咲いており、早朝から咲き、半日程度でしぼみます。繁殖力は強く、斜上、匍匐してよく枝分かれして、節から根をだして繁っています。花言葉は、「尊敬」など。この花の汁で布を刷り染めしたことから「着草」と呼ばれたように、染料の原料として古くから用いられており、ツユクサの変種でツユクサよりも花も草丈も大きいオオボウシクサバナで、その花を搾って取り出した青色を和紙に塗り込めて「青花紙」という絵具が作られており、友禅の下絵描きなどに使われています。ツユクサは「露草」「鴨跖草」「月草」「帽子花」などとも表されます。源氏物語では28帖野分の巻や37帖横笛の巻、47帖総角の巻でツユクサは登場し、色の表現として、または「移ろいやすい心」をたとえるものとして使用されています。
ツユクサの花は当園宿根草・有用植物園や北山門広場付近の球根ガーデンなどで自然に生えており、8月中旬ぐらいまでご覧いただけます。



posted by 京都府立植物園 at 18:30| 植物園最新情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。