2013年07月03日

ホウガンノキ『その後』

府立植物園:ホウガンノキの幼果.jpg

 1ヶ月前の6月2日、ホウガンノキの花が見頃になり、職員が高い木に何回も登って人工交配を行っていることお伝えしましたが、今回はその経過報告になります。6月上〜中旬までの間に15個前後の花が次々と咲き、毎日のように人工交配を行いました。ただし、受粉した全ての花が結実するわけではありません。現在、3個の結実が確認できており、直径1cmほどの幼果が育っています。直径5cm以上になるまでは落果する危険性が高く、まだまだ油断はできません。砲丸のように見える立派な果実に育つのは、3個の内、いくつなのでしょう・・・。
 昔から『果実(主に農作物)に指をさすと、その実が落ちる』という迷信があります。ご来園になられた方が、果実を見つけられて指をさされる姿を見ると、胸がドキドキしてしまう、今日この頃です。
posted by 京都府立植物園 at 19:32| 植物園最新情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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